実際に解体工事の補助金を活用された現場の紹介です
本日は、解体工事の補助金を活用された現場についてお話させていただきます。
家の解体工事を予定されている皆様にとって、解体工事の補助金についての情報が少しでもお役に立てれば幸いです。
なぜ?解体工事の補助金が必要なのでしょう
横浜市の地形的な特徴として、山や斜面が連なっているエリア多い点があげられます。
山が多ければ当然に坂道も多く、特に古くからある住宅街では極端に狭い道路が多くなります。
そして、急な崖面に家を立てることは出来ないので限られた場所に家は集中してしまいます。
人が歩くことだけを前提とした狭い坂道・急な斜面、そこに密集する家と家、
そして、古くからの家であるため耐火性や耐震性が古い基準のままの木造家屋がとても多いのです。
横浜市には、そのような木造家屋の密集地域がまだまだ沢山残っています。
相続を受けた世代はその地から離れてしまい、古い密集住宅街には空き家が多いことも特徴です。
今回施工した家の解体工事は、そんな密集地域でした。
家の前の道路は車が通れる幅はありませんので、重機(ユンボ)もダンプも入りません。
解体工事は全て人力搬出も全て人力になります。
下の写真のように、お隣さんとの距離が猫しか入れないようなとても狭いスキマだと、解体工事で必要となる、単管パイプで組む足場・防音・防塵シートなどは初期の段階では設置することができません。
そのため、パール・電動ノコギリ・チェーンソーなどを使って、ホコリを抑えて、騒音を抑えて、地道にコツコツ壊し、排出された廃材は、離れたダンプの場所まで、地道にコツコツ人力で運ぶことになります。
こうした非効率な解体工事現場は、横浜市には決して少なくありません。
非効率は解体工事に限った話だけではなく、防災活動面でも当てはまります。
災害を食い止めるために補助金は活用されているのです
もし万が一、古い密集住宅街の中で一軒でも火災が発生したら、耐火性材料を使っていない木造住宅なので、あっという間に炎の勢いは増すことでしょう。隣近所が密集していればお隣さんにも飛び火して、そのお隣さんも同様に古い木造家屋だったら更に火の勢いは増して、斜面であれば上段のお宅にも炎は襲いかかり、、これ以上は書くのをやめておきます。
頼みの綱の消防車には早い到着を願うばかりですが、残念なことに、道幅が狭くて消防車は乗り入れすることは出来ず、離れた場所の消火栓や、ポンプ車から人力でホースを伸ばしての、非効率な消火活動にならざるを得ません。
火災の原因は失火だけに限らず、老朽化した家屋が倒壊したり、老朽化した家屋の部材が強風で吹き飛ばされ電線をショートさせて引き起こす火災もあります。
考えたくはありませんが、古い密集住宅街では恐ろしい災害になることは想像できます。
空き家を減らす、地震や火災に強い住宅を増やすことなどは、防災や防犯の面から社会的な課題となっています。
課題解決の後押しとして、多くの自治体では補助金制度を設けています。
自治体の地域性から解体工事補助金の内容は皆同じではありませんが、根っこの考えは、災害を防いでみんなが安心安全に暮らせる街づくりのための補助金です。
解体しようとしている家の個体差や、地域差から、申請に必要となる書類や受取れる補助金額はどれも同じでないのです。
今回お話させて頂いているお客さまのお宅は、密集住宅地域内でしたので解体工事で150万円の補助金を受取ることができました。
解体工事の補助金を受取るためには何から始めれば?
「うちは、解体工事の補助金対象になるのか?」
お客様自身のそんな疑問を解決するために、はい・いいえで答えるだけの診断ツールをご用意させて頂きました。
弊社には、解体工事の補助金案件を多く取り扱ったスタッフがおります。
補助金申請の流れもしっかり把握しておりますので、お客さまへの的確なアドバイスと共にお手伝いもさせていただいております。
解体工事の補助金でお困りのことがございましたら、お気軽にお問合せください。