参考事例:横浜市戸塚区の解体工事 基礎の解体留意点
今回の事例は、べた基礎解体工事になります。
今回は、横浜市戸塚区にある家の解体工事の事例になります。
一般的な木造家屋の解体工事でしたが、基礎がべた基礎仕様でした。その基礎の違いについて、解体屋目線でのお話させて頂きます。
在来工法住宅の主な基礎
一般的な住宅の基礎は、主に2種類が多く見られます。わかりやすく、基礎の構造図を使って説明します。
上の図は、布基礎になります。
下の図が、べた基礎になります。
コンクリート使用料や鉄筋使用料の違いがおわかりいただると思います。
布基礎
実際の解体工事現場での体感としては、平成初期くらいまでの一般的な木造住宅では布基礎が多いように感じます。また、鉄筋の入っていない布基礎に遭遇することも珍しくないです。
べた基礎
平成初期以降の比較的新しい建物の解体工事では、べた基礎が多いように感じます。
べた基礎は、基礎全体にコンクリートを流し込んでいるので、布基礎よりもコンクリートの使用量が多く、さらに基礎をより強くするために並べられた鉄筋の数も多く使われています。
今回の解体工事はべた基礎でしたので、処分費・工期ともに布基礎より多くかかりました。
基礎の違いによる、解体工事工期への影響
次に工期ですが、基礎を全体的にジャイアントブレーカー(ユンボの先に取り付ける、解体対象物に振動を与えて解体するもの)で叩く為、布基礎の解体よりも工期を要します。
平成に建設された建物のほとんどが、べた基礎であるがために、近年解体工事の工期も費用は上がっています。